美肌診療所

新型肺炎流行でむやみに病院へ行くな「常備すべき薬一覧」

先生

こんにちは、都内で皮膚科医をしております。

新型コロナウイルスの影響で、ちょっとした鼻水や微熱などですぐには病院に駆け込むのは
コロナウイルスも貰ってきてしまう可能性があるのでやめましょう。

今日は、自宅にあると安心な市販薬を厳選してお伝えします!

私はいくつか病院やクリニックを掛け持っていますが、
病院にはコロナウイルスの患者さんが居ます。

感染予防はしていますが、正直私もいつ感染するか分からないので怖いです。。

家族にも感染させてしまう可能性もあるので、本当なら自宅に引きこもっていたいくらいです(_ _)

普段なら、命に関わらないようなちょっとしたことで
クリニックなどを受診すると思います。

花粉症とか、保湿剤が欲しいとか・・・

ですが、今は命に関わること以外ではなるべく病院に行くのを辞めましょう。

なんせ、外来には発熱、咳、倦怠感などの症状があって、ただの風邪やインフルエンザなどの
可能性もありますが、ひょっとしたら新型コロナウイルルスの可能性もありますからね。

自分を含め、周囲を取り囲む全員がウイルスを持っていると思って行動してください。

ちょっとした症状でしたら、市販薬で治せる場合もあります。

この際に自宅に救急箱のような物を置いてみても良いかもしれませんね。

私も自宅に救急箱のように最低限のものを常備しています。

今回、どんな薬を常備したら良いのか解説していきますので参考にしてみてくださいね。

先生
一言で救急箱と言っても、高齢者や小さなお子さんが居たりと家族構成もそれぞれですし、
持病や生活習慣などで必要になってくる薬が異なってきます。家族みんなが安心して使用できる救急箱を準備することが大切です。また、家族全員で救急箱の中身を確認していきましょう!

用意すべきもの

救急箱
解熱鎮痛剤
胃薬
整腸剤
吐き気止め
アレルギー薬、かゆみ止め
消毒薬
化膿止め
絆創膏
包帯、ガーゼ、固定テープ
体温計

最低限必要な薬は上記の通りですが、
これに加え、持病のある方は追加してください。

救急箱

まずは、家族の誰もが薬が入っていることを理解するために
救急箱を用意しましょう。

セットにして置いておけばいざという時に欲しい薬がすぐに取り出せます。



基本的に救急箱には医薬品は入っていませんのでご注意を!

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解熱鎮痛薬

風邪に特効薬はありません。ですから風邪薬というのは必要ありません。
十分な栄養と睡眠さえ摂っていれば数日のうちには治ります。

ですが、その症状(熱や痛みなど)が辛い場合は対処療法として症状を緩和させる薬が必要になってきます。

それが解熱鎮痛剤です。
高熱のまま放置しておくと体の体力を奪うだけなので必要な時だけに飲んで
症状を和らげましょう。

1歳〜12歳まで使用できる子供用座薬⏬

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胃薬

胃痛に悩まされる方も多いしょう。
市販薬でも処方薬でも胃薬は本当にたくさんの種類があり、
どれを選んだらよいか分からないという方も多いと思います。

こちらの記事も参照くださいね♩

一番胃痛の原因となっているのは暴飲暴食による消化不良、
胃酸過多による胸焼けなどでしょうか。


整腸剤、下痢止め

下痢になった場合、むやみに下痢を止めてしまうのは良くないです。
例えば食あたりなどの場合でしたら、下痢で悪い物を出そうとしている体の仕組みだからです。

緊張による下痢などの日常から頻回に起こる下痢でしたら内服するのはOKだと思いますが。

下痢止めというよりは整腸剤を日頃からうまく活用して
腸内の環境を整えることが大切ですね♩


吐き気止め

吐き気も下痢と同様、悪いものを出そうとしている体の生理的反応です。
ですから食あたりなどの場合はむしろ吐いて全部出しきりましょう。

実は、市販薬で購入できる明確な「吐き気止め」という薬はなく、胃の感覚を鈍らせて
吐き気を抑える程度のその場しのぎの薬しかありません。

吐き気には何かしらの原因があると思いますので、
続くようでしたら医療機関を受診した方が良いかもしれませんね。

アレルギー薬

急な蕁麻疹や痒みなどで困る場合もあると思います。
鼻水などの花粉やハウスダストなどの症状も改善できます。

常備しておきましょう。



痒みにはこちらの塗り薬も。効果がは優しめですが、安心して使用できます⏬

消毒薬

子供から大人まで傷を作ってしまうことも多いと思います。
まずは患部を水で流し、ある程度きれいにしてから消毒薬を使用するようにしましょう。



化膿止め

傷口を洗浄、消毒をしたら化膿止めを塗って、ガーゼ保護しましょう。


絆創膏

これは必須ですよね。
ちょっとした傷口に貼ってしっかり保護してください。

ずっと貼りっぱなしはNGですよ。
患部が蒸れて、菌の倉庫になってしまします。

できたら毎日張り替えるようにしてください。


 
こちらの絆創膏でしたら傷を早く治してくれます。貼りっぱなしOKです⏬

包帯、ガーゼ、固定テープ

時々、傷口にそのまま包帯を巻いている人がいますが、
必ずガーゼを当ててから包帯をしてくださいね。

ガーゼは毎日交換するようにしてください。






体温計

体温計は必ず常備しておきましょう。

1秒などで測れる物もありますが、
30秒〜1分くらいかかる体温計の方が正確だと思います。

小さい子供の場合はその30秒が待てないかもしれませんが・・・

耳で測る体温計は正確さがイマイチかな〜って個人的な意見です。

先生
いかがでしたか??

いざという時に備えて家族を守るためにも常備しておくようにしましょう!!