今日は少し余談になりますが、お話させてください。
よく患者さんのなかに
「あそこのクリニックに行ったけど全く治らない。」
「先生によって診断名や処方する薬がまちまちだからどれが本当なのか分からない。」
と言った声を聞きます。
自分の知っている持病(口唇ヘルペス、花粉症など)で
決まった薬だけを欲しいって方にはどこのクリニックに行っても大丈夫です。
「〇〇薬が欲しいです。」って言えばたいていは処方してくれるでしょう。
しかし、初めての症状で、なおかつ近所のクリニックへ行ったが、全く治る気配がしない
という場合はクリニック選びを間違えたかもしれません…。
素人の方に本当に良いクリニックの見分け方をお伝えします!
クリニックと病院の違い
知っていますか?
名乗り方も法律で定められているのです。
病床を持たない無床診療所があります。また、歯科診療所もここに含まれます。
比較的軽い病気やけが、症状の落ち着いている慢性期疾患の診療が中になります。
緊急性の高くない日常的に起こりうる病気やけがを治療することで、地域に根ざしている所と言えるでしょう。
先進的な医療に取り組む国立病院、大学病院といった大規模病院や、
地域医療を支える中核病院、地域密着型病院などがあります。
急性期の患者や重症の患者を主に診ます。
(軽い病気の人が断られるのは、優先的に重症患者を診られなくなるからです。)
このように大きな違いがあります。
他にも医療従事者の人数や初診料など様々な細かい決まりがあり、違いがあります(>_
きっと初期症状の軽い状態でしたら、近所に皮膚科に駆け込むことが多いと思います。
ですから今日はクリニック(=開業医)の選び方をメインに書きます。
診療科が沢山すぎるクリニックには注意
クリニックの看板で「内科・外科・小児科・皮膚科」みたいなのを見たことありませんか?
こんなにたくさんの診療科を記載しているのに
一人の医師が診ている場合、素人目線で「いろんな科が見れるすごい医者だなあ」って思うかもしれません。
しかしながら、このような表記を見た場合は、要注意!!
あまり知られていないことですが、専門の技術を積んでいなくても、
医師は勝手に診療科を名乗ることができるのです(>_
極端な話、昨日まで眼科だったのに急に明日から皮膚科を名乗ることも可能なのです。
なので、診療科を記載しすぎなクリニックがあった場合は、
本当に全てに専門性があるのか疑ってみてください。
ホームページの医師プロフィールを見てみると参考になります。
〇〇専門
って書いてあることが多いので見てみてください★
また、「専門医資格」というのもとても大切です。
医師になってから例えば「皮膚科の専門ですよ」
っていうテストを受けてそれに合格した医師だけが名乗れるのです。
ですから皮膚科専門医資格
というのは重要視した方が良い先生にあたるでしょう!
しっかり専門性のある先生に診てもらうことで確実な診断ができ、
治療もより良いものが行えると思います。
参考にしてみてください(^o^)/