なかなか治らないと食事までできなくなってしまい、たかが口内炎とは言えなくなってしまいますよね。今日は口内炎と治療薬について詳しく解説していきます!!
ケナログ販売中止に
口内炎に悩んでいる人なら有名だと思います。
「ケナログ口腔用軟膏」
ケナログはは口内炎や舌炎を治療する、外用ステロイド薬です。
外用と聞くと手や足などに塗る塗り薬をイメージすると思いますが、
ケナログは口の粘膜専用の塗り薬なのです。
手に取ると一見普通の軟膏なのですが、
口の中の口内炎に塗って少し経つと、口内炎などの患部にピタッと密着して、
炎症を抑えながら不快な痛みもカバーしてくれます。
とにかく痛みをすぐにカバーしてくれるのが人気で
1966年の販売から長く使用されてきた代表的な口内炎治療薬です。
皮膚科でも口内炎でケナログを処方してほしいって方がたくさんいらっしゃいました。
そんな優秀な口内炎治療薬のケナログですが、
2019年3月31日経過措置を終え、完全に販売中止となりました。
販売中止と聞くと、何か問題があったの??って思いますが、
もちろんそんなことはありませんので使用していた方はご安心ください!!
販売元であるブリストル・マイヤーズが、
販売製品の再検討の際、採算の取れない医薬品の製造を中止することに決めたのです。
ですから残念ながら現在はケナログは処方できない薬になってしまったのです。
って感じですよね(^^;)大丈夫です、代わりになる薬がちゃんとあります!!
ケナログの代替薬
ケナログが販売中止になってしまった今、
もちろん困っている方も多いと思います。
ですが、
「オルテクサー口腔用軟膏0.1%」という同成分の後発医薬品が出ています。
橙色と白のチューブから、黄色と白のチューブになりました。
成分は同じ、ステロイドの「トリアムシノロンアセトニド」です。
塗ったことがある方はお分かりだと思いますが、
ケナログは結構「ねっとり」していますね。
塊で口腔内の患部にへばりつきます。
へばりつくことで流れにくいというメリットもあります。
基本的には問題はないですが、
塗り薬とは言え、垂れ込んで内服しているとステロイドですから、
長期かつ大量ならば良くはないですよね。
垂れ込みが少ないのは「ねっとり」系の良いところだと思います。
個人的にとてもおすすめな軟膏がありますので紹介します★自分自身もよく使用しています!
デキサルチンはさらさら系
ねっとりしていて塊を良く飲んでしまう
という方には「デキサルチン軟膏」がおすすめです。
デキサルチンの成分はデキサメタゾンというステロイドです。
それなので同じステロイドですが、
ケナログやオルテクサーとは種類が異なります。
ケナログと比較するとわりとデキサルチンはさらさらしています。
ですから、あまりベタつく感じはありませんが、わりと患部に密着してくれるのです!!
私は口内炎などの痛い時には必ずデキサルチンを使用しますが、
患部に塗ると薬が膜を張っているようになって
とにかく痛みを軽減してくれるのが嬉しいところだと思っています。
もちろん効果も早くすぐに治ります。
もし気になる方は皮膚科や歯医者に行った時に
聞いて見るとよいでしょう♩
まずは口内炎を作らないことが重要
とにかく痛い口内炎を作らないことが一番ですね。
なかなか忙しいとそうもいかないですが・・・
・ストレスを貯めない
・睡眠時間を確保する
・不正咬合や、歯ブラシなどによる粘膜への物理的障害を避ける
・唾液の不足、口腔の乾燥
・口腔内の不衛生
・歯磨き粉成分による粘膜の損傷
ざっとこのようなことが口内炎の原因になってきます。
自分に思い当たることがあったら直すようにしましょう。
もし長引く口内炎の場合、他の病気が疑われる場合もあります。
何週間も治らないようでしたらその旨を医師へ伝え、
適切な診断をしてもらいましょう。
市販で購入
もし忙しくてなかなか病院へ行けない場合は
ケナログなどに比較的近い市販薬がありますので紹介します。
(同じ物でステロイドが含まれていないバージョンもありますが、
断然こちらの方が治りが早いと思います。)メンソールがきいていて使い心地も良い方だと思います。
軟膏ではなくて口内炎に直接貼るタイプのものもあります。
こちらは痛くてどうしようもない時にとてもおすすめです!!
実際に試してみましたが、本当に痛くなくてびっくりしました。
剥がれないですし、違和感も少ないので食事も問題なかったです。
さらに長時間の使用も問題なしでした。
市販の薬もなかなかすごいですね( ^ω^ )
自分にあった薬を見つけて、トラブル時にはすぐに対応できるよ良いと思います!!