シミにお悩みの方ならネットなどで検索したことがあるのではないでしょうか?
ハイドロキノンとはシミ消しの外用薬で
肌の漂白剤と言われているほど効果の高いものです。
今日はそんなハイドロキノンについて詳しく解説していきます。
ハイドロキノンは、自然界に存在する成分です。
イチゴやブルーベリー、麦芽、コーヒー、紅茶などに含まれています★
もともとは現像していた人の肌が白くなったことから美白作用のあることが発見されたとのことです(#^^#)
ハイドロキノンは、シミの原因であるメラニン色素の合成を阻止する働きがあり、
その美白効果はコウジ酸やアルブチンの数10倍~100倍もあります!!とてもすごいことです♪
日本では保険適用では処方されませんが、多くの美容皮膚科や皮膚科などで自費で販売されています。
※ネットなど通販でも販売されていますが、(2001年の規制緩和により、メーカー責任で、化粧品に使用されるようになった)
濃度や純度の違いがあるので、クリニックなどで販売しているものの方が安心で効果があります。
4~5%がベストと考えます。
実際クリニックでは……
シミやニキビ跡などの色素沈着の治療に対してよく使われています。
数日間ですぐには効果が見られませんが、数か月にわたって長期的に使用していくうちに徐々に効果を発揮します。
もちろん単独でも効果がありますが、ピーリングやレチノイン酸(=トレチノイン)と併用して使われることも多いようです。
ハイドロキノン自体は浸透性が高くないので、併用することで効果が増強します!
最近は製剤技術の発達により、浸透性を高めたハイドロキノンも開発されています。
ビタミンAの誘導体で、ニキビ、しみ、しわなどの紫外線による皮膚老化にも効果があるとされ、
若返りの塗り薬として使用されている。
効果のないシミがあります!!
⇒皮膚の浅い部分(基底層~表皮)にメラニン色素が異常増殖・色素沈着していシミに使われます★
肝斑、雀卵斑(そばかす)、炎症後色素沈着、老人性色素斑
詳しくはクリックしてください☝
逆に太田母斑など真皮性のシミには効きません!!(いわゆるアザ)
太田母斑は皮膚の深いところにメラニンがあるので効果がないのです。
いくつか注意点もあるのでお伝えします!(^^)!
①紫外線対策
ハイドロキノンを使用する際に最も注意が必要なのが外出です。
ハイドロキノンを塗った上から紫外線が当たってしまうと、かえってシミが濃くなってしまうのでご注意を!
②保管方法
ハイドロキノンは酸化による変性が発生しやすいです。
変性したハイドロキノンは肌に良くないので、開封後は冷暗所に保存し、また1カ月以内には使い切るようにしてください。
茶色く変色してしまったものは1か月以内であっても使用しないようにしてください。
ハイドロキノンの副作用について……
①炎症
強い成分であるハイドロキノンは肌に合わないという方もいらっしゃいます。
体質的に合わないと赤みやかぶれといった炎症が出るので無理には使用しないようにしてください。
②白斑の可能性
副作用として白斑という、メラニン色素を生み出す細胞が
減少した状態を引き起こす可能性があります。
ですが、これはハイドロキノンベンジルエーテルというハイドロキノンに似た構造を持つ成分が白斑を引き起こして使用禁止となった過去があるためで、ハイドロキノン自体によって白斑になってしまったってことは今までないです!
ハイドロキノンは効果が出たと実感できるまでに数週間、治療完了までは最低3カ月程度かかると言われています。
人によっては3カ月以上の継続が必要な場合もあります(>_<)
その場合は医師の指示をあおりましょう!
まずは購入する時は濃度の薄いものから購入しましょう。
きちんとしたクリニックであればだいたいサンプルがあるのでそれを試してみて
問題なければ製品購入となります。
焦らず、ゆっくり治療して、きれいな美肌を手にいれましょう♫