手の平、足や手の指などに、小さくい水泡がたくさんできて
我慢できないほど痒いって方!!
それは汗疱(かんぽう)かもしれませんよ。
汗疱とは??
汗疱とは、てのひらや足の裏などに
小さく細かい水泡が生じる病気のことです。
水泡は数個の場合もありますが、多発することもよくあります。
そしてとにかく強いかゆみを伴うので(←汗疱の特徴です)
なかなか掻かないで我慢するのが難しいです(^ ^;)
なにもしなくても、気づかぬうちに治癒することはありますが、、、。
だいたい3週間ほどの経過で水泡は破れて
表面の皮膚がはがれ落ちますが、赤みやかさぶたが残ってしまうことも多々あります。
そして汗疱は残念ながら比較的よく再発してしまいます、、
➡️ちなみに正常で健康な皮膚はバリア機能がしっかり整っていますが、
汗疱ではそのバリア機能が壊れてしまいます。
そのため、細菌感染を起こす場合もあります。
細菌感染を起こしてしまうと、治癒までに時間がかかってしまうので
早期に治療介入していくことが重要です。
原因は??
汗
湿度の高い環境や汗をかきやすい環境でよく発症します。
発汗との関連性が指摘されています。
接触性アレルギー
ニッケルなどの金属を代表とする接触性のアレルギーとがあります。
敏感肌の人は特に注意してください!
食器用洗剤などの刺激物
食器用洗剤など刺激物に直接触れることでも汗疱が発症する可能性があります。
ですから主婦や水仕事を行う人に汗疱が多いのはこのためです。
他にも、もともとアトピー性皮膚炎を基持っている場合も好発しやすいです。
汗疱の原因は一つではないので
自分がどれが原因で症状が出てしまっているのかしっかり見極めることが大切です。
そして、症状を悪化させている因子をなるべく取り除くことを心がけましょう。
治療は??
症状を軽くするために、いろいろな薬を使うことがあります。
痒みが強くててじゅくじゅくになったり、ぼろぼろ皮がむけてしまった状態の場合は
皮膚の炎症として、炎症や痒みを抑えるステロイド軟膏で治療します。
多汗症がある方には、塩化アルミニウム溶液(汗を治療する薬)を塗って汗止めをすることもあります。
もし皮が分厚くなっている場合は、硬い角層を柔らかくするために尿素軟膏を用います。
治療法も様々あるので医師と相談しながら決定していってください★
まずは正常なバリア機能を持つ皮膚にするために
清潔・保湿を心がけてください!!
そして、思い当たる原因を避けるようにしましょう。