初めまして、都内で皮膚科医をしております。
新型コロナウイルスの影響があり、病院やクリニックを受診する患者さんが減っています。
原因不明の発熱が続いていたり、呼吸器症状がある場合は受診するべきですが、
軽症の場合はうつされたら大変ですから受診しないのが妥当だと思いますね。
皮膚科では内科的な患者さんはあまり受診されないので
コロナの影響をそこまで感じませんが、狭い待合室などで隣同士が密接する場所は避けられないのが事実です。
さて、そんな時代の今、急激に需要が上がっているのが
「オンライン診療」です。
確かにコロナうつされるくらいなら、自宅などで診察してもらいたいですよね(^ ^；)
オンライン診療とは？？
オンライン診療とは、スマートフォンやタブレットなどを使用して
受診の予約からお会計までをインターネット上で行う診察・治療方法です！！
ちなみに今まで患者さんが病院に足を運び、診察してもらう方法を「対面診療」と呼びます。
インターネット（カメラ付き）の環境があれば北海道から沖縄までの全ての人が受診できます！
交通費、待ち時間がなく、自宅でできるというのはすごいことです。
私たち医師も患者さんに与える負担の軽減ができそうでもっと早期から浸透しても良い方法だと思っていました。
ですが、国からの規則も厳しく、なかなか取り組みにくかったのが現状でした。
新型コロナウイルスの影響で見直されたオンライン診療
新型コロナウイルスの影響を受けて、政府は4月7日、初診でのオンライン診療の利用を感染収束までOKとしました。
以前は初診はオンライン診療はできませんでした。 なりすましによる医薬品の横流しなどのトラブルを防ぐためにも医薬品の処方には一定の制限があります。初診でもオンラインで診てもらえるというのはすごい進歩だと思います。
実際に目で見て触らないと分からないこともありますが、
ちょっとした症状で診てもらい場合や、
継続して使用している薬を処方してほしい場合にはとても便利ですね！！
受診する時間って空いてれば良いですが、どこも１、２時間待つなんて普通ですから、
そんな「無駄な時間」を有効活用していただけたら良いと思います。
また、小さいお子さんが居たり、高齢者が居る場合は、足を運ばなくて良いというのは最大のメリットになるはずです。
オンライン診療のメリットは大きい
✴︎受付や会計の待ち時間の短縮
診察が予約制なので、混み合った待合室での待ち時間がありません！
会計や処方薬の手配も全てがオンライン上で行うため、全ての待ち時間がありません。
✳︎どこでも診察が可能
インターネット環境がある場所であれば、自宅や外出先からも利用できます。
わざわざ病院に出向く必要が無くなります。
＊院内処方の場合くすりが自宅に届く。（院外処方の場合は処方箋が届く）
処方薬に関しては、自宅への郵送もしくは薬局での受け取りの二つの方法があります。
郵送の場合、処方薬が自宅へ郵送されます。
薬局での受け取りの場合は、都合の良い調剤薬局へ処方箋を提出し、受け取りに行く必要があります。
※院内感染・二次感染予防
病院には感染病を患っている患者さんがたくさん居るので自分も感染リスクがあります。
受診が自宅などになることで他の患者と接触・二次感染の心配がありません。
オンライン診療の流れ
基本的には、
【準備】→【診察】→【決済】→【処方】
【準備】
１．スマートフォンやタブレットに「オンライン診療アプリ」をダウンロードする。
２．問診票の入力・保険証の登録等のユーザー設定を行う。
３．診療予約をとる。
【診察】
４．予約の時間になると医療機関の医師から発信される
５.医師とのビデオ通話を開始する（オンライン診療）
【決済】
６．診察が終了し、決済。（クレジット払い）
【処方】
７-①薬の郵送を希望する場合、自宅にくすりが届く。（院内処方）
②自宅に届いた処方箋を持ち、調剤薬局でくすりを受け取る。（院外処方）
この時期、オンライン診療を！！
いかがでしたか？？
自宅に居て簡単n医師の診察を受けられます。
二次感染のリスクを考えると幅広い年層の方に勧めたいと思っています。
ネットでも検索するとすぐに調べられます。
アプリをダウンロードすると分かりやすいので良いですよ！！
みなさん、感染拡大を防ぐためにもなるべく自宅に居るようにしましょう(^ ^)
ご協力をよろしくお願いします！
