パルスオキシメーターとは簡単に言いますと、経皮的に酸素の量が測れる機械です。
新型コロナウイルスが流行して、自宅にパルスオキシメーターを置いておくという家庭が増えています。
パルスオキシメーターとは主に医療機関で使用されているものなので
間違った使用方法をしてしまうと大きな問題になりかねません。
今回はそんなパルスオキシメーターについて解説していきますので参考にしてみてください。
パルスオキシメーターとは??
入院などしたことがある場合はもしかしたらやったことがあるかもしれませんね!
指先などに洗濯バサミのような小さい機械を挟むことで数秒で画面に数値が表示されます。
この機械は指先などに光をあてることによって動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定することができます。
この値が100%が最高で健康的な人でしたら、SpO2 90後半〜100%は簡単に出る数値です。
ですが、呼吸苦などの人にこの機械をつけるとSpO2 80、70%・・・もっと低い値もたくさん出ます。
もちろんこのように低い値になってしまうようでしたら、
本人も苦しいですし、酸素投与の医療行為が必要になってきます。
ですが、安易にこの数値が何を示すのか一般人に見極め流のは難しいことです。
新型コロナウイルス感染症の軽症者宿泊施設で、
感染者の肺炎の早期発見に有効なツールとしての活用が始まったことで注目されているようです。
何ができるか・どんなことが分かるか・正しい見方などが正確に知られていません。
よって、「パルスオキシメーターの数値によって、新型コロナウイルスに感染したかどうか分かる」
という間違った認識をしている人も多いのが現状です。
例えば新型コロナウイルスによる肺炎で肺がダメージを受けると肺から血液に酸素が移せなくなります。
すると酸素飽和度が下がってくるため、肺炎重症化の可能性を見つけられることもあります。
先ほども記述しましたが、その測定値を見て「体の中でどのようなことが起きて、今どんな状態をなのか」
を判断することは簡単ではありません。
正しい知識を持った上で、状態を把握して対応できるのです。
基本的にパルスオキシメーターは、病状の重症度の判断にはとても優秀で、
急性呼吸不全を起こすかもしれない慢性疾患患者の日頃の管理や、医療機関・介護施設などでの病状判断に重要となります。
重症化しやすい、高齢者や基礎疾患を持っている方が必要に応じてするのはありだと思いますね。
ポイント
本当に必要としている人へ行き渡るようにしましょう。
むやみに数値だけで判断するのは難しいですが、目安にはなります。
パルスオキシメーターはとても便利な道具で、医療機関では必ずと言っても良いほどあると思いますし、
慢性的な呼吸疾患などの方はすでに持っているかもしれません。
コロナウイルスの診断をされて自宅待機している場合などには行き渡るようにしたいところです。
なんども言いますが、パルスオキシメーターで感染の有無が分かるわけではありません。
それと感染予防にもなりません。
これを踏まえて必要な方には購入していただきたいですね!
パルスオキシメーターには基本的に2つの値が表示されますが、
一つはSpO2・・・酸素の値です。
もう一つは心拍数が表示されます。
日頃の値を把握することで、異常に気づけるきっかけになるかもしれません。