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風邪
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先生

季節の変わり目で風邪が流行ってきましたね。

一般的に「風邪」と聞くとどのようなイメージがあるでしょうか。
鼻水や喉が痛い、発熱などを思い浮かべると思いますが、実際、「風邪」と呼ばれるものの正しい治療法をご存知ですか??

正しい知識をつけて効率よく風邪を治しましょう!!

風邪って??

風邪
疲れていたり、ストレスがたまったりで風邪気味になってしまったり、
近くに風邪の人が居てうつされたなど、
みなさん一度は風邪を引いたことがあると思います。

風邪というのはご存知の通り珍しい病気ではなく、
誰もがなりうる病気ですね。

よほどこじらせない限り、
基本的には数日から1週間程度で自然に治ることが多いです。

ですが、昔からよく言われている間違った知識を言っている人もたくさん見かけます、、。

例えば、
をたくさんかくと風邪が治る」とか「風邪には抗生物質で治療する」などです。

風邪ってなに??って聞かれたら
「自然に治る上気道のウイルス感染症」と言えます。

「上気道(じょうきどう)」とは気道の上の部分に当たる鼻、喉(のど)
のことを指します。

ここの上気道にウイルスが感染することで風邪を発症してしまうのです。

先ほども言いましたが、風邪ならば数日で自然治癒します。

要するにわざわざ病院に出向き、薬などを処方してもらう必要は全くないです。

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風邪の病院は無意味

「風邪で病院に行った方がよい」よいう誤解を解きたいと思います。

実は風邪と一言で言っても
風邪の原因となるウイルスは200種類以上もあるのです!!

この200種類以上の全てのウイルスに効くなんていう
すごい薬は存在しません・・・。

ですから「根本的に風邪を治す薬」なんて不可能なのです。

体調が悪いのに病院での辛い待ち時間を過ごすのも無駄ですし、
他の患者さんから別の感染症をうつされるリスクもあります。

一般的に「風邪薬」と呼ばれる薬は症状の対症療法なのです。

例えば「熱を下げる」「咳を止める」などの現在辛い症状を抑えるだけ
風邪の原因である「ウイルス」をやっつける訳ではありません。

これは医療関係者でないとなかなか知られていませんが
抗生物質(抗菌薬)というのは「細菌」をやっつけることができますが、
「ウイルス」には効果はありません!!

ウイルスには抗ウイルス薬を使用しないとやっつけられないのです。
ですが、風邪の200種類以上の中から特定のウイルスを探せないので
抗ウイルス薬は使用できません。

というより風邪の抗ウイルス薬はありません。

症状がとても辛い時には対症療法の薬を飲むのも良いとは思いますが

わざわざ待ち時間+他から新たな感染症をうつされる
ことを考えると・・・

やはり薬局やドラッグストアで市販薬を買えば良いと思います。

最近の市販薬は効果が担保されているものも多いので
自宅にあらかじめストックしておくのをおすすめします。

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風邪の見極めポイント

風邪

風邪で病院を受診する必要がないと言いましたが、
それは「本物の風邪」の場合だけにしてくださいね。

風邪のような症状であっても実は深刻な病気になりかけている
という場合もあります。

高齢者などは特に風邪がきっかけで「肺炎」などを起こすこともあります。

風邪をこじらせるとよく言いますが、
風邪のウイルスによって身体が弱ってしまい免疫力が落ちて細菌感染してしまうのです。

もし風邪が長引く場合は早めに受診してください。

先生
風邪を見極めるポイントを紹介します!!

だいたい2日以内に「咳(せき)」「鼻水」「のどの痛み(嚥下時痛)」があった場合、
ほぼ風邪と断言して良いでしょう。

特に鼻水の症状が強い場合は重篤な病気になりうる確率が低いです。

風邪はどうやって治す?

風邪は自然治癒するので内服薬などはありません。

そして症状が軽ければあえて寝込む必要はありません。

ただ、風邪をこじらせないようにするために
体に負担をかけないよう、少し休んでください。

38℃近いのに頑張って仕事や家事をすると悪化してしまいます。
さらにウイルスを他人へばらまくことにもなるので
できる限り家でゆっくり休んでいるのをおすすめします。

「汗をかくと治る」と思っている人が多いと言いましtが、
確かに汗をかくと、熱が下がり体調が良くなった気がすると思います。

ですが、汗をかいて熱が下がってもウイルスが死ぬわけではないのです。

汗とウイルスは関係ないのです。

そして風邪をひくと食欲がなくなる人が多いですね。
数日であれば無理に食事をしなくても大丈夫です。

もし食べれるとしたら身体に優しい消化の良い物にしましょう。

ただし水分補給はこまめに行ってください。

風邪で熱が出ているときは、汗などの体表面から出ていく水分、不感蒸泄(ふかんじょうせつ)
が多くなるので脱水になりやすいです。

ですから多めに水分を取るようにましょう。
アルコールは脱水になりやすいので風邪の時は辞めましょうね。

水分を取らないと腎臓に負担がかかり、腎臓の病気にもなってしまいます。

また、の粘膜を刺激するので、
タバコも吸わないようにしてください。

入浴は体温を上げ、だるさが強くなることもあるので
長風呂はおすすめしません
が、短時間の入浴やシャワーなら汗を流せて
清潔に保てるので良いと思います!!

日常動作で注意する点としては
ざっとこんな感じでしょうか。

あとは身体を労わるという点でも寝ていれば通常の風邪なら数日で自然に治ります。

先生
私は風邪を引いたら対症療法として解熱剤などを処方することがありますが、
シナール錠(ビタミンC)を処方することがあります。

ビタミンCを沢山取っても風邪予防にはならないですが、
風邪の治りは通常より2~3日早くなると言われています。

自分の身体の自己免疫機能が働き、ウィルスと戦うために白血球が増えていきます。
白血球の働きを助けるのにビタミンCも必要になるからです!

ラン
しっかり休養して風邪をこじらせないようにしましょうね!!





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