今後のシミについて心配になりますよね。夏の肌ダメージが秋以降、どのように影響するのか、
また、今からでもできるシミ対策について皮膚科医の私が伝授していきます！！
今後の肌の状態が心配だわ・・・
紫外線が多いのに油断する9月は要注意！！
３０℃を超える真夏日になると、紫外線をたっぷり浴びてしまって
肌にかなりのダメージを与えてしまったのではないかと心配している方も多いでしょう。
ですが、逆に心配しなくても良いかもしれませんよ！！
ちょっと外に出るだけで、とても長く外に滞在できる温度ではないからです。
多くの人がなるべくエアコンがある涼しい室内に居ようと外出を控えたり、
紫外線が強いと分かっているから外に出るなら日傘を持ったり、日焼け止めを塗ったりと、
気をつけて過ごした人が多いと思います。
ですが、一番の問題は暑さが少し落ち着いた9月以降なんですよ！
勘違いしている方が多いですが、冬も紫外線はあるのですよ。
いくら寒くても曇っていても紫外線はあります。
寒い冬は紫外線に対する意識が低くなりますよね。
紫外線量がそれなりに多い9～10月や4～5月のほうが危険です。
日最大UVインデックス（解析値）の年間推移グラフ
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_month54.htmlより引用
このグラフをみてもらえると分かるように秋も春も意外と紫外線が多いものです。
紫外線対策をしないと、今後に肌に悪影響を与えてしまいます。
特にシミを作りたくなかったら紫外線対策をするしかありません。
紫外線を皮膚が浴びると、肌を守ろうとするメラニンという黒い物質が生成されます。
通常はメラニンは肌の代謝によって排出されます。
しかし、紫外線をたくさん浴びすぎてしまうと
メラニンが過剰に生産されてしまい、排出が追い付かなくなってしまいます！
そのメラニンが蓄積してシミとなって目に見えてしまうのです。
さらに、加齢によって肌の代謝が遅くなるとメラニンの排出が追い付かなくなり、
シミとなるのです。
若い時は多少日焼けをしても平気でも、年をとったらすぐにシミになるのは
この「代謝」のせいです。
ってことなので、シミ対策ではまず、『紫外線を浴びないこと』が重要です。
紫外線を浴びてしまったら？？
よくビタミンCをたくさんとってシミ対策！！っていう方がいらっしゃいますが、
確かにビタミンCは大切ですが、ビタミンCの摂取はどちらかというと、
紫外線を浴びる前にやっておくべき予防ケアなのです。
ですから、もしシミの色が薄いものなら、塗り薬で治療する方法もあります。
すぐに治るというわけではありませんが、数ヶ月使用し続ければ薄くなっていきます。
また、飲み薬で薄くする方法もあります。
輪郭がくっきりしたシミの場合は、レーザー治療がオススメです。
レーザーはなるべく早くにシミを消したい方にもってこいの治療法です。
自費診療になってしまうので値段が高いのがデメリットですが・・・
レーザーと言っても種類があるので
シミの大きさや濃さ、肌の状態、あとは患者さんの希望で選択していきます。
シミ治療初心者に人気があるのは『IPL（インテンシブパルスライト）』というものです！！
この機械は肌に光を当てることでシミを消して、
コラーゲン生成を活性化するから美肌効果も期待できるという優れものです。
ジェルを塗った上からマイルドな光を当てる光脱毛のような感じです。
気になる方は美容皮膚科などを検索してみると
施術してくれる場所が見つかるでしょう( ^ω^ )
とにかく紫外線対策とビタミンC摂取を心がけてくださいね！！
ビタミンCは食事でももちろん大切ですが、
消化管を通さずに血管内に直接入れる高濃度ビタミンC点滴がとても効果があってオススメです。
年をとってもシミのない綺麗は肌でいられるよう
一緒に頑張りましょう( ＾∀＾)
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