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入浴
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先生
皮膚の乾燥に悩んでいる人ってかなり多いですよね。
そんなときに欠かせないのが保湿剤ですね!!
市販の化粧品から処方薬の保湿剤まで、さまざまな保湿剤があると思います。
ですが、塗る回数や量、塗り方などを迷いながら自己流で使っている人は多いのではないでしょうか??今回は保湿剤のより効果的な使い方を解説していきます★

そもそも皮膚というのは・・・

見る
あまり意識して考えたことはないと思いますが、
皮膚は厚さが約0.2ミリメートルの表皮が覆います。
表皮の上層には角層があり、他に3つの層が積み重なっています。

簡単に言いますと、皮膚というのは一枚の布のようにできているのではなく、
ミルフィーユのように何層も重なってできているのですね。

層ごとに重要な役割を果たしています。

そして、これらの層があるからこそ
外部からの病原菌や化学物質などの侵入を防ぎ、
さらに体内の水分を保つバリア機能を果たすのです。

皮膚は体の中でも一番外側にある部分であり、
異物のバリア機能があるからこそ
私たちは様々な物に触れたりできるのですね。

今回のテーマである「保湿」ですが、
保湿をするうえで最も重要なのは、角層とその表面を覆う皮脂膜という部分になります。

この皮脂膜の量が減ってしまったり、
角層が傷ついたりすると、

体内の水分が外にどんどん逃げてしまい、トラブルを起こしやすくなってしまうのです。

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皮膚のバリア機能を低下させないために・・・

外用薬
そもそもどうして保湿剤を使用してまで
皮膚を保湿しなければならないのか、って思いますよね。

単純にカサカサで皮膚の皮が剥けるとか
見た目的に、って考えている方も多いと思いますが、
先ほども言いました、「バリア機能を低下させないこと」がとても大切です。

皮膚は通常、

①皮膚は角層細胞同士のすき間を埋めているセラミドなどの「角層細胞間脂質」
②角層に含まれる「天然保湿因子」
③皮膚の表面を覆っている「皮脂膜」

この3つの物質で潤いが保たれています!!

天然保湿因子が水分をつかまえて、
角層細胞間脂質が水分を挟み込んで外に出るのを阻止します。

その皮脂膜や天然保湿因子、セラミドなどの減少による
バリア機能の低下を防ぐために保湿剤を使うことが重要なのです。

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入浴直後でなくても大丈夫!!

入浴
保湿剤を使う最適なタイミングはあるのでしょうか??

実際、患者さんに保湿剤を処方すると「いつ塗るのが一番良いのか」って
質問されることがあります。

一般的に保湿剤は「風呂あがり直後に」と
知られていると思います。

よく、「簡単に毛穴が開いて皮膚が柔らかくなっているから
化粧水などが浸透しやすい」
っていうのを聞きますね。

これは正しくはありません。

実際はなぜ「風呂上がり直後」にと言われるのでしょうか。
皮膚科の医師から指導された人も多いと思います。

実は、角層中水分量は電気電導度(どの程度電気を通しやすいかを示す指標となる値)によって
決められているので、入浴後の電導度は10分程度で入浴前の値に戻ります。

このことから入浴により吸収した水分を維持することを目的として
入浴後直ちにと保湿剤を塗るよう指導しているのです。

ですが、
ある試験結果によると保湿剤は入浴直後に塗っても、
特に吸収がよくなるわけではないことが分かったのです。

風呂あがりから1分後と1時間後では保湿効果に差はなかったのです!!

風呂上がり直後にと説明すると
直後でないと効果が得られないと考えてしまい
少しでも時間が経つと塗らなくなってしまう方もいらっしゃいます。

ですが、「風呂上がり直後」
とお伝えすることで習慣付いて塗り忘れ防止にもなるのでとてもおすすめのタイミングだと思います。

実際、どのタイミングで塗っても保湿効果は一緒です( ^∀^)
目安として1日2〜3回が良いでしょう!!

もちろん汗や水などで落ちてしまった場合は
その都度、塗り直してくださいね。

一度に塗る量をたくさんにするよりも、
数回に分けて塗る方が効果が高いです。

保湿剤はほとんど副作用はないので、
気づいたら塗る程度でOKです。

保湿剤の種類は??

シワ

保湿剤と一言で言っても様々な種類がありますね。
例えば、ワセリンや軟膏タイプ、クリーム、ローション、スプレーなど。

これら、どれを使用したら良いか迷う人も多いと思います。

ワセリンは皮膚の表面を覆って体の中から出てくる水分を逃がさない役目をします。
「蓋」のような役割をします。

クリームやローションなどは天然保湿因子と水を補いながら覆う役割があります。

肌に問題がない人や若い人はワセリンだけでも十分ですが、
乾燥肌の人や高齢者などはワセリンでは保湿効果が足りないことがあるため
クリームやローションを使って内側から保湿しましょう。

ワセリンに比べてクリームやローションの方が皮膚への浸透性は高いので
バリア機能が低下した肌では、ローションは有効だという実験結果も出ています。

保湿を習慣づけて

そばかす
効果的な塗り方についてお伝えしましたが、どうでしたか??

今までの自分のスキンケアを見直してみてください。

そして間違っていた方はすぐにでも実行してみてくださいね♩

これからの季節、どんどん寒くなって皮脂が減る時期になります。
目や口の周囲などは特にバリア機能が低下しやすいです。

乾燥が進むと、網目状のキメが崩れ、しわとなって表れやすいので
しわ対策としても保湿はとても重要な役割を果たします。

また、部屋の湿度も大事です。
部屋が乾燥しているとせっかく塗った保湿剤がすぐに乾燥してしまいます。

保湿することは習慣づけることに意味があります。
しっかり保湿して綺麗な肌を手に入れましょう( ^ω^ )

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