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手に軟らかい、または硬いできものが触れる
って方、いらっしゃいませんか??

それはもしかしたら「ガングリオン」かもしれません。

ガングリオンとは??

原因

ガングリオンは腫瘤の中にゼリー状の物質の詰まったものです。

一番、一般的なものは手関節背側(手の甲側)に生じることが多いです。

手関節の関節包という関節を包む袋に繋がっているのでこの場所にできることが多いのです。

他にもガングリオンのできやすい場所があるのですが、
手首の親指側の手のひら側の関節包や
指の付け根の手のひら側の腱鞘のあるところです。

ガングリオン

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症状は??

関節の周辺や腱鞘のある場所に米粒大からピンポン玉大の腫瘤ができます。

軟らかいものから硬いものまで硬さは様々です!!

基本的には無症状なことが多いので、しばらく放っておく人も多い病気です。

しかし、たまに神経のそばにできることがあるのですが、
そうなると神経を圧迫して、しびれや痛み、運動麻痺などを起こしてしまいます。

痛みなどの症状があると日常生活に支障をきたすことがあるので
早めの受診が必要です。

ちなみに手を使いすぎると腫瘤は大きくなることがあるので注意してください。

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なぜできるの??

悩み

実はガングリオンを引き起こす原因について、はっきりしたことはわかっていません。

15〜40歳ほどの比較的若い方に多く、男性よりも女性に多くみられます。

必ずしも手を多く使うからってなりやすいというわけではないです。

関節は関節包(かんせつほう)と呼ばれるもので包まれており、
内部に関節の動きを滑らかにする液体が含まれています。

ガングリオンそのものは風船状の膨らみですが、
風船の付け根に当たる部分は関節包がつながっており、
関節包から液体が流れ込むことでガングリオンが出来上がってしまいます。

風船内部の液体は濃縮され、
少しずつゼリーのような物質になっていきいます。

ちなみにガングリオンは手だけでなく、
全身のどこにでも生じる可能性があります。

関節だけにできると思われがちですが、
骨や筋肉、神経にできることもあります。

診断方法は??

診療科

腫瘤があり、注射針を刺してゼリー状の内容物が吸引できればガングリオンと診断します。

外側から触れない小さなガングリオンもあるのですが、
その場合はMRIや超音波検査をして診断します。

治療法

吸引

特に痛みなどの苦痛の症状がない場合は放置しても心配はありません。

ガングリオンは安静をとることで吸収されていくこともあるため、
固定による安静を含め、経過観察することもあります。

もし、時間の経過と共に大きくなるもの、痛みが強いもの、
神経が圧迫されて神経症状があるものは治療が必要になります!

内容物を吸引する方法

保存的療法としては、ガングリオンに注射針を刺して注射器で吸引し内容物を排出します。

数回吸引排出する治療を行ううちに治ることもあります。

また、ガングリオンに力を加えて押し潰す治療法もあります。

どちらも一過性にはガングリオンが小さくなりますが、
根本的な解決ではないので再発することが多いです。

どうしても頻繁に再発してしまって困っている
という人には、

手術による方法

ガングリオンに対して、手術を行います。

手術をしても再発する可能性があるのですが、、。

ですが、手術で根元の処置を含めてガングリオンを摘出することができます。

また、外表からは判断がつかないようなガングリオンに対してアプローチすることも可能です。

最後に

手は人からもよく見られる部位ですし、
自分自身もよく目に入り気になってしまうと思います。

ですから早め早めに気づくことが大切で、
わからないことがあったら皮膚科医に相談して見てください( ^ω^ )


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