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水いぼとイボは違うの?

同じイボでも水いぼとイボ(ウイルス性疣贅)は別物です!!

水いぼは、専門用語では伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と言います。

両者ともに子供に多い病気で、
どちらもウイルス感染でできるという点は似ています。

しかし、原因となるウイルスに違いがあります。

イボ⇒ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染
水いぼ⇒伝染性軟属腫ウイルスの感染

この2つのウイルスは全くの別物なのです!!

 【水いぼの特徴】
表面がツルツルして、光沢のある直径数mm~5mmくらいで、
てっぺんが少し凹んでいます。
小さいのも多いのでとても分かりにくいのですが…。

水いぼは足の裏なのにはできず、身体にできることが多いです。
水いぼのウイルスは毛に感染するので、
毛の無い足の裏などにはできないということです。

 【イボ(ウイルス性疣贅)の特徴】
表面がガサガサしていて硬いです。
イボが手のひらや足の裏を含む手足にできることが多いです。
表面をカミソリで薄く削ると点状に出血するのが特徴です。
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水いぼの治療

最も一般的な治療としては「水いぼとり」と言って
その名の通りピンセットなどで水いぼを抓んで取ります。
すると中から小さな白い塊が出てきます。

この白い塊が「軟属腫小体」と言って、ウイルスでできたものです。

また、イボ(ウイルス性疣贅)と同じように
液体窒素(-196度)での冷凍凝固療法を行うこともあります。

どちらも効果的な治療法なのですが、痛いのがデメリットです。

私はペンレステープという麻酔のテープを水いぼに貼って、
その後に水いぼとりを行います。

ですが、個人差はありますが…
小さいお子さんだとかなり泣かれることもしばしばあります( ;∀;)

ミズイボが自然に治ることもあるので、
放っておいてもよいと言う考えの先生も居ます。

他の子供たちにうつしてしまう可能性もあるので
個人的には、なるべく数が少ない、または小さいうちに治療した方が良いのではないかと考えています。

小ささお子さんには治療方針は決められないので、
しっかり医療者、保護者で話し合って決めてください★

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水いぼはうつるの??

プール

水いぼが出来た患者さんいはプールを避けるよう指導しています。
きっと、どこのクリニックでもそう言われると思います。

水いぼウイルスは「接触感染」です。

水いぼのウイルスがプールの水を通して感染するとは考えにくいのですが、
子供たちはプールなどで裸でじゃれ合う機会が多いから注意しています。

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