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新型コロナウイルス
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初めまして、都内で医師をしております。

新型コロナウイルスも少しづつ落ち着いてきており、
緊急事態解除されたことで様々な経済活動が復活してきましたね。

昨日は6月初日、コロナ前のような満員電車に驚いた人も多いと思います。

この状態ですとまたコロナが流行してしまうのではないかと不安です😓

さて、そんな新型コロナウイルスですが、
国が実施する抗体検査が開始されます。

「抗体検査?」って思う方もいらっしゃるかもしれません。

抗体検査をすることで、ウイルスに感染した後に体内にできるたんぱく質(抗体)を調べることができます。

この検査をすることで自分の過去の感染歴が分かるのです。
 
抗体があれば、新型コロナに再び感染しないと考えられています。

海外では抗体を持つ人は社会活動を認める「出口戦略」に使う動きもあるようです。

ですが、、
新型コロナウイルスの抗体の仕組みにはまだわからないことも多く、
検査の精度も100%完璧な結果が出るとは限らないのが問題点ですね・・

新型コロナウイルスは鼻や喉などの粘膜に感染して増加していきます。

ウイルスを排除しようと、免疫反応が起こる際に作られるたんぱく質が抗体のことです。

感染から2~3週間後に、簡易キットを使えば採血から15分で結果が出ます。

診断に用いられるPCR検査や抗原検査は、鼻の奥などをぬぐった液にウイルスがいるかを調べています。
(鼻の奥をぬぐうので不快感から検査時にくしゃみや咳をして、医療者へ感染させる可能性があるので
現在では唾液採取での検査が認められるようになりました。)

実は日本はPCR検査を症状の重い人だけに検査をしているので
無症状や軽症の感染者が多いとされています。

そこで、抗体検査をもっと広く実施し、国の実態をつかもうとする動きが始まりました。
 

東京都内では6月1日から
感染者が多い東京、大阪などの大都市と、感染者の少ない宮城の3都府県の計約1万人を対象に検査を実施するそうです。

この検査の狙いとしては
無症状の人も含めた国内の感染の広がりの把握ができるのです。

 
都内の対象者は、年齢・性別が偏らないように抽出され、郵送で案内を通知するので
もしかしたら国からの通知がポストに投函されるかもしれませんね。

私自身もたくさんの患者さんと接するので調べてみたいな、と思いますが(^^;)

検査方法としては、10mlの血液を採取します。
ほんの少しの血液量ですからご安心を、、

ウイルス感染後に体内にできるたんぱく質(抗体)を3種類の測定法で調べます。
検査を通じ、測定法の特色や有効性を把握もきます。

もちろん結果の通知は教えてくれるそうです。

 
一度抗体があれば再び感染しないということが確証されれば少しは安心して
過ごせるかもしれませんが、なんせ希望者全員というワケではないので・・

完全に新型コロナウイルスを排除するのは難しいかもしれませんが、
ウイルスと共存できるよう、
早期に治療薬や予防接種が開発されるのを待つのみですね。

みなさんもうしばらくは大人数で集まったり、
海外へ旅行をしたりなどするのは控えていただきたいと思います。。

マスクの値段も落ち着いてきました♫
夏は暑くてマスクをしたくないですが、水分補給をしっかりしながらマスク着用を心がけましょう。


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