性感染病と言えば主に
性病科、婦人科、泌尿器科、皮膚科などへ受診される方が多いと思います。
自覚症状がなく、たまたま検査でみつかった
何かできものができたので受診したら見つかった
など、性病と知らずに偶然みつかる場合もあります。
性病は予防することができる病気なので
ぜひ知識をつけて欲しいです★
ちなみに先進国だけでなく、アジアの国々の中でも性病が増え続けているのは日本くらいです。
なぜ日本では性病が増えているの?
①現代はネット上でほとんどのことが調べられます。
ですが、情報が満映しすぎて正しい情報が得られなくなってしまっています。
何でも信じないで、専門の知識を持つ人の情報や病院などが提供している情報、
または本などを参考にしましょう。
②パートナーの無治療も大きな原因です。
相手が病気なら当然のことながら感染してしまいますね、、
もし感染が分かっているなら相手へ思いやりを持って、しっかりと治療しましょう。
③治療の中断をする人が多い。
自覚症状がなくなった、めんどくさくなって途中で内服を中止してしまった、
など完治したと医師から言われていないのに辞めてしまったらそれは当然感染源になってしまいますね。
④海外ではコンドームの使用方法を学校で教えてくれます。
しかし日本ではコンドームの教育は深くされていません。
それは知識のない大人が育ったらコンドームの使用が低下しますね。
年々販売率は低下傾向だそうです。
他にも様々な原因が重なって性感染症が増加傾向なのです。
性感染症の中で皮膚に症状が現れるのは??
現在皮膚科で扱う性感染症として代表的なのは
梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジロ-マ、B型肝炎(HBV)、HIV、
性器カンジダ症、疥癬、ケジラミ症などがあります。
まだまだたくさんの性感染病がありますが、
皮膚科では淋菌感染症、性器クラミジア感染症、膣トリコモナス症、細菌性膣症、A型肝炎は扱いません。
まずは初期症状を知ろう!
*梅毒(ばいどく)
感染後10~30日で感染部位に硬いしこりが出現します。
その後潰瘍化し、大腿のつけねのリンパ節が腫脹します。
痒みや痛みなどはありません。
*淋病(りんびょう)
男性は感染2~7日ほどすると排尿時痛が出現し、膿のような白い分泌物が出ます。
女性は膿性のおりものがでますが、自覚症状がない場合もあるので注意してください。
*性器ヘルペス(せいきへるぺす)
感染後2~7日後に陰部にかゆみ、水疱が出現します。
水泡が破れて痛みのあるびらんや浅い潰瘍になります。
*尖圭コンジローマ(せんけいこんじろーま)
感染後3~3カ月後、陰部などに柔らかく湿った小さな膨らみができます。
痛くも痒くもないですが、だんだん数が増え大きくなってきます。(カリフラワー状、トサカ状のイボになる)
*HIV
感染後2週~2カ月後に発熱、関節痛などのインフルエンザのような症状が出現します。
口腔内や性器に潰瘍ができ、全身に紅斑が出現します。
*ケジラミ症
感染後1~2カ月後に陰毛の生えた部分などが痒くなります。
腋毛・ヒゲ・頭髪にも居ることがあるので注意をしてください。
点状血痕とケジラミの糞による黒色の小さな付着物がみられます。
*膣トリコモナス症(ちつとりこもなすしょう)
男性では尿道炎症状を起こしますが、一般的には無症状です。
女性では感染後6カ月以内に悪臭の強いあわ状のおりものと陰部びらん・かゆみ・刺激感が出現します。
*B型肝炎(びーがたかんえん)
感染後、多くは4~9週でだるさが出現し、食欲不振などが起きます。
蕁麻疹のような皮膚症状が現れることがあり、引き続いて黄疸症状(おうだん)(全身の皮膚、白目などが黄色くなる)が現れます。
*疥癬(かいせん)
通常疥癬から感染した場合、潜伏期間と呼ばれる症状の出ない期間が約1~2ヵ月あります。
ブツブツしたできものや疥癬トンネル(虫の通り道)が見られます。
痒みが強いです。
これらは一例ですが、もし思い当たる症状があればすぐに
病院で検査を受けてください!!
そして適切な治療を受けてください。
対策は??
みなさんもよく知ってる最も恐れられているAIDS(エイズ)が、
無症候の性感染症として、日本でもどんどん感染が拡大しています。
エイズは、症状が出ないように薬でコントロールできますが、完治することはない恐ろしい病気です。
若者たちの性感染症の怖さを知らないことが問題なので、
知識のある大人が性教育の見直しをするべきだと思います。
そして避妊の意味だけではなく、性感染症の防御のためにもコンドームの使用が重要になってきます。
もちろんコンドームを使用していても避けられない性病はあるのですが、、、
絶対しないよりマシです!!
また、不特定多数の人との性行為は辞めましょう。
まず、適切な情報を理解し、どうしたら感染しないのか考えてみると良いと思います。
そして将来のためにも感染しない、または感染してしまったら早期に治療を心がけてくださいね。
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