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虫刺され
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リンさん
先生、夏は山に行ったり、バーベキューをしたり
予定がいっぱいです♩
でも、自然が多い場所に行く時は虫刺されが心配で‥
日本ではどのような虫がいて、もし刺されたり噛まれたりしたら
皮膚にはどんな症状が出るのか教えてください!!

先生
リンさん、夏はいいですね♩
自然にたくさん触れて安全に楽しんでください!!
では、私が日本に生息している人に危害を加える「虫」について解説していきます。
虫刺されはまず予防法が大切なのでしっかり対策をして出かけられるといいと思います!
虫刺されとなる虫にはどのようなものがありますか??
ここでは「虫」と一言でまとめてしまっていますが、、
一般的にはカブトムシ、バッタなどの昆虫類と、クモやダニなどの昆虫以外の節足動物などが
「虫」と呼ばれることが多いですね。その中で、人に危害を与える、皮膚に何かしらの炎症を与える主な虫としては
蚊、ノミ、ブユ、ハチ、トコジラミ、アブ、ケムシなどの昆虫類、
また、ダニ、クモ、ムカデなどの昆虫以外の節足動物が挙げられます。これらの中でも
「私たちの血を吸うする虫」としては蚊、ブユ、アブ、ノミ、トコジラミ、
「皮膚を刺す虫」としてはハチ、
「皮膚を咬む虫」としてはクモ、ムカデ、
「触れることで皮膚に炎症をおこす虫」としては毒のケムシ
が挙げられます。上記のような虫ならみなさん一度は見たり、聞いたりはしたことはあるかもしれませんね!!ここでは珍しい虫ではなく、一般的に日常生活や外で私たちが被害を受けやすい虫について
解説していきます。
虫刺されの際の皮膚症状って??
主な皮膚症状としては「痛み」と「かゆみ」があります。
物理的な痛みとしては虫が皮膚を刺したり咬んだりすることで起こります。
また、咬んだり刺したりした時に皮膚に注入される物質の化学的刺激による痛みがあります。かゆみは、皮膚に注入された毒成分や唾液腺物質に対するアレルギ-反応によって起こります。
このアレルギー反応はすぐに起こる「即時型反応」とゆっくり後から起こる「遅延型反応」の2種類があります。人それぞれで症状の出方は違ってきますが、即時型反応はすぐにかゆみ、発赤、ジンマシンなどが出現し、数時間で治ります。
一番メジャーなところで言うと「蚊」ですね!!遅延型反応は、数日後にかゆみ、発赤、ぶつぶつなどが出現して、
~1週間前後で治るものです。

リンさん
先生、虫の種類や皮膚の症状について分かりました!!
よく海外で「○○の虫に刺されて死亡」と言う怖いニュースがあったりしますが、
日本でもそんな怖い虫って居ますか??

先生
確かに海外には様々な怖い虫が居ますね。
日本に生息していない虫が山のように居ます!!
実は日本に生息している虫には、ヒトの生命を脅かすほどの猛毒を持つ種類はほとんどいません。ですが、油断はできませんよ。
刺された後に強いアレルギー反応が起こって、全身に蕁麻疹が出たり、意識消失などが起こることもあるのです。これは多くの人が知っていると思いますが怖いのが「ハチ」です!!
数分でショック症状をきたす特異体質の人がいます。また、近年では毒グモ(セアカゴケグモ)が居る地域もあり、
咬まれると痛みだけでなく筋肉痛や吐き気、頭痛などの全身症状を引き起こします。日本の虫も決して油断はできませんね、、

 

蚊に刺されると??

実はオスは血を吸いません。メスだけが皮膚から吸血します。
刺されてすぐに出現する赤み、かゆみ(即時型反応)と、
刺されて数日で出現する赤み、かゆみ(遅延型反応)があります。これらの反応は年齢と共に変化するのです!乳幼児期には遅延型反応のみ、
幼児期~青年期には即時型反応と遅延型反応の両者、
青年期~壮年期には即時型反応のみが出現し、
老年期になるといずれの反応も生じない
もちろん個人差はありますが、
このように刺された後の反応も年齢によって異なってくるのです。

ノミに刺されると??

ネコノミと言うノミがほとんど私たちに被害を与えます。
主にノラネコやイヌの体に寄生して吸血(20分以上吸血することがあります)します。
足元に飛び付いて皮膚から吸血するので屋外で刺された場合は
スネや足を集中的に刺されるのが特徴で、水ぶくれになることもあります。
吸血されてすぐには気付かず、1~2日後に赤いブツブツができて気づく人が多いようです。

ブユに刺されると??

ブユまたはブヨ、ブトとも呼ばれている虫です。
ブユは朝夕に活動することが多く、
基本的に刺されている時は痛み、かゆみをほとんど感じずないのに
刺されて半日くらいすると刺された所が赤く腫れて激しいかゆみを生じます。
赤いシコリが長く残る人もいます。

ダニに刺されると??

原因の主がネズミに寄生するイエダニ類による室内での被害が多いです。
寝ている間に布団に潜り込んで吸血することが多いです。
顔や手足はほとんど刺さず、わき腹や下腹部、ふとももの内側などを刺して、
かゆみの強い赤いブツブツができるのが特徴です。他には野外だとマダニ類による被害が多いです。
野生動物に寄生していますが、人間の体に取りついて、
わき腹やふともも、陰部などの皮膚に咬みついて吸血します。
そして数日後にはダニの腹部が大きく膨らみ、脱落します。
無理に引き抜こうとすると、頭部が皮膚に残って炎症を起こすことがあるので注意が必要です。

ハチに刺されたら??

刺すハチとしてはミツバチ(養蜂家が多く刺されます)、アシナガバチ、スズメバチが代表的です。
刺されると激しい痛みが出現し、赤く腫れます。
これはハチ毒の刺激作用によるもので、初めて刺された場合、通常は1日以内に症状は治まります。
しかし、2回目以降はハチ毒に対するアレルギー反応が加わるため、
刺された直後から蕁麻疹が出たり、数日で強い発赤、腫れが出ます。
ひどい場合は刺されて1時間以内で意識消失や血圧低下などを生じて、死に至ることがあります。これがこれはアナフィラキシーショックと呼ばれる症状で、
ハチ刺されによる死亡事故はこの特殊なアレルギー反応によるものです。

リンさん
ハチは二度目に刺された時に特に注意が必要なのですね!!
ハチって怖いですね・・・
先生、ハチに刺されないようにする対策とかってありますか!?

先生
ハチにいたずらをしたり、巣に近ずくのはダメです。
特に夏~秋はハチの活動が活発になる時期なので注意が必要ですよ!!
香水やヘアスプレーなどの香りはハチを刺激することがあるので、
野外で活動する時は控えた方が良いです。もし刺されてしまった場合は、横になって局所を冷やしてください。
蕁麻疹や腹痛、気分不良などの症状が認められた場合は救急車を呼ぶ必要があります。
特に症状がなくともハチに刺されたことが分かっているのであれば
医療機関を受診して指示を仰ぐと良いと思います★ちなみにハチに刺されてショック症状を起こす可能性のある方(前にハチに刺されたことのある人)には、
緊急時に使用する「エピペン」というアドレナリン自己注射薬を持ち歩くと良いですね。

虫刺されの治療法

病院
軽症であれば市販のかゆみ止め外用薬でもよいですが、
赤みやかゆみが強い場合はステロイド外用薬が必要です。

症状が強い場合は抗ヒスタミン薬やステロイドの内服薬が必要になるので、
皮膚科を受診するのがよいでしょう。

リンさん
虫刺されの症状がよく分かりました!!
野外に遊びに行く時はあまり露出の高い服は避けようって思いました。

先生
虫について分かりましたか??
特にハチには注意してくださいね!!
虫刺されで何か普段と違う全身症状が出てきた場合はすぐに救急車や医療機関を受診するようにしてください。
何かあってからでは遅いのでなるべく早くに行動しましょうね。

それ以前に虫に刺されないよう、服装や行動で対応してみてください★





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