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知らない方はいらっしゃらないと思います!!

「ビタミンC」

ビタミンCと聞くと、体に良いイメージがありますね★

皮膚科では主にシミ全般(特に肝斑)の治療や、ニキビに治療に使用されます。
「シナール配合錠」(錠剤)または「シナール配合顆粒」(顆粒)として処方されます。

☞ビタミンC(=アスコルビン酸)+パントテン酸を配合したビタミン剤のことを言います!

ちなみに、名前の由来は
(肌が)白くなる⇒しろなる⇒しなーる

だそうです(;^ω^)製薬会社のギャグですね~!

ビタミンCは私たち、人の体では作ることのできないものなので、
食事や薬から摂取する必要があります。

メラニン色素による色素沈着を防いでくれるので、美肌に効果的です!
ちなみに美肌目的にはトラネキサム酸とセットで服用するとさらに効果が期待できます★

いずれトラネキサム酸についても解説してきますね(^^)

そしてビタミンCはコラーゲンを合成するの必要なビタミンです!

コラーゲンは肌の健康を保つのに必須のタンパク質で、私たちの体においてとても重要な成分です!

これが不足してしまうと、肌のバリア機能が低下してニキビなどの肌トラブルの原因となってしまいます(>_<)

さらにビタミンCには皮脂の分泌を抑制してニキビになりにくい肌にしてくれたり、

体の免疫力をあげたりする効果があります!

風邪予防にミカン!と言われるのは免疫を上げるのに効果があるのがビタミンCだからなのです(#^^#)

ビタミンはたくさんの良い効果がありますね♪

そして、シナールのもうひとつの成分、「パントテン酸」

これはビタミンB5のことです。

B5と言われてもピンとこないと思います…

パントテン酸にはビタミンCと一緒に体内に入ることで、ビタミンCの働きを助けてくれます!!

そのために、シナールにはパントテン酸を配合して、ビタミンCが効率的に働くようにしてあるのです★

服用方法としては……
ビタミンCは「水溶性ビタミン」と言って体内に貯蓄されにくい性質のビタミンなので
いっぺんに沢山!というわけにはいきません(;^ω^)

 

なるべく一日に中でまんべんなく内服するのがベストです。

基本的には朝・昼・夕で内服していきます!

※たとえ過剰摂取してしまっても、尿として体から排出されます。
若干、黄色の尿で少し臭いのきつい独特の尿になります。

飲み合わせも特に注意すべき薬はないですし、

服用できない制限のある方もないのが使いやすい特徴だと思います!!

しかし、副作用も多少なりとも出現する可能性があります……

⇒ビタミンCには腸の動きを活発にしてくれる働きがあるので、下痢症状が出る可能性があります。
他にも吐き気、嘔吐、胃のむかつき
などの消化器症状が主にあります。

本来は食べ物に含まれている成分なのでそこまで慎重になって内服する薬ではないので安心を☆彡

シナール内服で美肌を目指しましょう(#^^#)

病院によってはビタミンC注射を行っており所もあります。

通常のビタミンC注射、高濃度ビタミンC(12.5、25、50g)と量も様々です。

25gから上だとG6PD異常症の血液検査が必要となります。

G6PD異常症スクリーニング検査とは、赤血球膜G6PD活性の測定をするものです。
G6PD異常症というのは、伴性劣性遺伝を示す家族性溶血性貧血で、アフリカ黒人を中心に世界で数億人いると推測されています。
日本では約30年前に厚労省が行なった調査で約200例のG6PD異常症の報告があり、その後の調査では0.1〜0.5%との報告がなされています。

G6PD異常症は、25g以上の高濃度ビタミンC点滴で溶血性貧血発作の危険があるので、事前に検査が必要になります。

ここまでくると正直大変ですよね。

健康長寿ネットではビタミンCの接種量と排泄量を考えると、通常の食事以外にサプリメントから1日あたり1000mg以上のビタミンCの摂取は推奨できないとされています。

喫煙者は確かにビタミンCは壊れるのだけれど、どこまで摂取するのかは皆さんも知識をつけて

考えていきましょう。

ビタミンCにだけこだわっても他を疎かにしては意味ないですからね。

 



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