関係なさそうですごく深い関係があるのです。今、ダイエットに夢中になっている方にぜひ読んでいただきたいです。
ダイエットが原因でニオイが発生!?
ダイエットをしている方って年齢問わずいらっしゃいますよね。
日本人は体型について敏感で、
若い女性は特に痩せていることが綺麗という勝手なイメージがあると思います。
痩せたいと考えている人が多く、
過度なダイエットを試みている人もたくさん居るのが現状です。
この過度なダイエットがエスカレートして
「過食症」や「拒食症」などの病気になってしまう方が多いのです。
実は、意外かもしれませんが、
急激なダイエットによって体臭や口臭がきつくなることがあります。
このようなダイエットが原因で発生するニオイのことを俗に「ダイエット臭」と言います。
医療で使われる専門用語とかではないのですが、
このダイエット臭にはしっかりとした医学的根拠があるのです。
もしかしたら極端に痩せている人の近くに寄った時
あれ?ちょっと苦手な体臭。って思ったことがあるかもしれません。
もしかしたら皆さんも、朝食や昼食を抜いた空腹時に、
口や体から甘酸っぱいニオイが漂っているのを感じた経験があるかもしれませんね。
不規則な食生活で一時的に強くなるニオイも、ダイエット臭と言ってよいでしょう。
一時的だとしてもこのダイエット臭が発生している可能性があります。ですが、本当に自分のにおいって気づかないものですよね。
例えばワキガの人は自分のワキガに気づかない人が多いです!!きっとダイエットで「痩せる」ということに集中しすぎて
ニオイなんて全く気づかないか、自分のニオイに慣れて何も感じていないのかもしれませんね。さらにダイエット臭というのは
ダイエットによって少しずつ少しずつ体臭が変化していくため、
自分自身で感じにくいという特徴があります。
ダイエット臭の発生するワケ
第一段階は・・・
食事制限によって段階的に体の中では変化が起こっています。
3つの段階に分けられるのですが、まず第一段階では
食事制限により炭水化物やタンパク質の摂取不足が生じると、
体はもともと蓄えていた中性脂肪を燃やすことでエネルギーを得ようとします。
中性脂肪を脂肪酸に分解して、
ミトコンドリアのTCA回路という燃焼系に運びます。
ですが、ダイエットで代謝が低下してTCA回路の回転が減速していると、
脂肪酸が完全燃焼されません。
そして余分な脂肪酸が血中に増加してしまうのです。
これが汗や皮脂とともに体外に出ると、油っぽい脂質系のニオイがしてきます。
ですがわずかな臭いなのでほとんど他者、自身共に気づくこととはほとんどないでしょう。
第2段階は・・・
第一段階を越すと次の段階に入ります。
ダイエットでの基礎代謝の低下が続くと、体の血行も悪くなります。
血行が悪いということは体の隅々まで酸素が行き渡りにくくなってしまうのです。
酸素が足りていないということは、完全燃焼系のTCA回路からではなく、
不完全燃焼系の「解糖系」という方法でエネルギーを得ようとしてしまいます。
そして体の中では、乳酸という物質が発生します。
ダイエットをしている人は汗をかいた時にアンモニア臭が強くなります。第一段階に比べ、少し体臭を気にする人も出てくるかもしれません。
第三段階は・・・
このケトン臭というのは、血中に増加した脂肪酸が、
TCA回路に入って燃焼されずに、ケトン体というニオイ物質に合成されてしまうことで生じます。
このケトン体が血液の中に増加すると、まず呼気や汗、
他にも尿の中に排出されて、
最終的には体全体からツーンとした「ダイエット臭」=ケトン臭を発散させることになります。
このダイエット臭は周りにいるほとんどの人が気づくでしょう。
ダイエット臭は体からのSOS
「ダイエット臭」なんてあまり知っている人はいないですよね。
ですからこの甘酸っぱい臭いがダイエットが原因にあるとは考えもしないと思います。
本人が周囲の人がこの臭いに気づいても、その原因がダイエットにあるとは思わず、
継続して無理なダイエット法を継続てしまいます。
ですが、「ダイエット臭」がするということは、
ダイエットの仕方が間違っているということなのです!!
代謝がうまくいっていないという危険信号なのです。
その体からのSOSを無視してダイエットを続けると、
自律神経系やホルモン系が乱れて、疲労感、生理不順、めまいなどの症状も引き起こしかねません。
正しいダイエットに戻せば、ダイエット臭は比較的早くなくなるものなので
もしダイエット臭が発生しているのなら、いますぐに
ダイエット法を見直しましょう!!