ステロイド外用薬の塗布量
先生などから「ステロイドは薄く塗ってくださいね。」
って言われることが多いと思いますが、
実際やったことのない人にとって「どのくらい??」って感じですよね。
先生の思っている「薄い量」と
患者さんが思っている「薄い量」に大差があるかもしれません。
FTU(finger-tip unit)と言う単位が便利
おそらく聞いたことも見たこともないと思います。
この「FTU」という単位がとても分かりやすいので参考にしてみてください★
ステロイドの外用薬を人差し指の先端から第一関節まで絞り出すと
男性で0.49g、女性で0.43gになります。
もちろん指の長さは皆違うので多少の量のずれはありますが…。
この「男性で0.49g、女性で0.43g」という量は
手2枚分が塗れる量とされています。
だいたい手2枚分ということは顔全体が塗れる量になります。
これを目安に外用薬を絞り出すと良いでしょう(^o^)/
少し細かいことを言いますと……
外用薬のチューブの経口なんて、誰も気に止めませんよね(;^ω^)
なので、だいたい人差し指の先端から第一関節まで絞り出した量が
1FTU=約0.5gになると思われています。
実際には
10gチューブでは約0.3g
25gチューブでは約0.5g
になります。
ってことは先ほど言いました第一関節まで出した量で顔全体が塗れる量(約0.5g)というのは、25gチューブの場合に限ります!!
ステロイドはだいたい5gチューブが多いので注意が必要です。
ステロイドの5gチューブだと、
だいたい第2関節まで出した量が顔全体を塗れる量になります。
※ちなみにこの記事のトップ画像のヒルドイドがちょうど25gになっています。
軟膏でもクリームでもほぼ同じ量が出ます。
量が足りないと、効果も減少してしまいます。
実際に自分の指でやってみると「意外と多い」と感じると思います。
多すぎても少なすぎてもダメなんで、
なかなか難しいですよね( ;∀;)
顔全体に塗れる量についてお伝えしましたが、
外用薬は体のありとあらゆるところに使用しますね。
一例を挙げますと、
成人の場合で片腕には3FTU必要、
片脚には6FTUが必要になってきます。
最後に
塗り薬なんてとりあえず肌に塗っとけば効くだろう
って考えている人も多いと思います。
ですが、効果的な塗り方をすればより早く効きますし、
長期間の外用薬使用が避けられることにもなりますよ(^o^)/
塗り方や塗る順序、
どちらもとても大切なことなので参考にしてしてもらえたら幸いです★
一緒に健康的な肌を目指しましょう!!
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