タイトルにも書きましたが、
対称性真皮メラノサイトーシス(略してSDM)って長ったらしい覚えにくい名称ですね(^^ゞ
これもシミ(正確にはアザ)のひとつに部類されます。
前回解説しました太田母斑より以下の特徴のあるものを分類して真皮メラノサイトーシスと呼びます。
・好発年齢は10代後半~30代
・女性に多い(男女比1:9)
・褐色~褐紫色で1~ミリほどで複数出現
・顔(特に額、頬骨部、鼻翼部、鼻根部)に左右対称に出現する
・眼球に出現することは稀
・日中韓国人にみられる
少し堅苦しいことを書きましたが、肝斑やそばかすと合併して発症することがあるため
真皮メラノサイトーシスの診断は難しいアザのひとつです(^-^;
とにかくアザのようなシミができたらまず皮膚科へ行くのをお勧めします★
他のシミと同様、紫外線暴露の影響があります!何度も言いますが、通年日焼け予防を忘れずに(*^^)
また、加齢に伴い色味が濃くなる傾向があります。
治療はレーザー治療が有効であり、保険適用で治療できます♪
ただのシミだと思ってすぐ美容皮膚科へ行かず、一般皮膚科で診断をしてもらってから治療方法を考えましょう!
肝斑と間違えてレーザ治療を行い、肝斑が悪化し皮膚科に受診する方をお見かけします。
皮膚科でも見た目での鑑別が難しいのですが、患者様の皮膚を数ヶ月に1回の診察を行っていくと、診断が深まることはよくあります。(皮膚生検術を行えればすぐにわかるのですが、実際は侵襲が強く、行うことはことはまずないので。。)
シミについて知識を深めたい方、良かったら他の記事も読んでみて参考にしてみてくださいね~🌸